WordCamp Osaka 2018 で「技術顧問の現場から」というタイトルで登壇してきました

2018年 06 月 02 日に 関西大学 Me RISE で 開催された WordCamp Osaka 2018で登壇してきましたので、参加レポートと合わせて登壇内容の紹介をさせていただきます。

2018年 06 月 02 日に 関西大学 Me RISE で 開催された WordCamp Osaka 2018にて、「技術顧問の現場から」というタイトルで登壇してきました。

WordCamp Osaka 2018

技術顧問の現場から

タイトルにもあるように「技術顧問」というお仕事に関する紹介、及び現場を改善するための考え方のキホン、みたいな話をさせてもらいました。

chatbox も 技術顧問を軸に仕事を初めてもう4年になり、お世話をさせていただいた現場の数も様々になりました。
多様な現場で技術顧問として仕事をする中で、「現場改善とはなんぞや」というところが頭の中にまとまりつつあり、今回の登壇に至った、という感じです。

現場改善というと、最新技術や、難しい思考フレームワークの話になりがちですが、
今回のハナシはそういうプロフェッショナルなところではない、「現場改善の第一歩」に至るための考え方、の話になります。

「そもそもうちの現場は改善なんかとは無縁で…」 「いくら勉強しても、会社の環境が変わるきはしなくて…」といった声のするところで、
カイゼンのための第一歩を踏み出す処方箋として役立てば幸いです。

こちらが当日の登壇資料です。資料は XD で作成したものを プレビューでスライドに映して利用しました。
(iphone のXDアプリで上映する予定でしたが、画質が悪くうまく映せなかったです。)

当日の 質疑内容

当日の質疑で出た内容を、ざっくり覚えている範囲で書き出します。

コードレビューについての話がありましたが、デザインのレビューに関してはどうしていますか?

デザインに関してもレビューを必ず実施しています。デザインに至った思考プロセスや、要素ごとの配置の理由付けみたいなことを、「デザイナーの口から」説明してもらい、要件に対する適不適をレビューしています。

デザインのレビューでは主観的なレビューを実施するのではなく、あくまで思考プロセスを整理します。
ダサい、おしゃれの感性的部分に関しても、他のサイトではどのようなデザインが用いられているか、の実例を軸に
そこに沿うべきか、逸脱すべきかを言葉でやり取りしていきます。

チームの心理的な距離が近い場合、コードレビューはオンラインでも実現可能なケースが多いですが、
デザインレビューは微妙な言葉のニュアンス等が肝になる(意図せずセンス的な話と受け取られて製作者を傷つける可能性がある)ため、
かならずオフライン、対面で実施するようにしています。

ただし、レビューの簡略化のために、事前にカンプやワイヤーにト書きを添える、などの工夫は行って効率的なレビューを行うようにしています。

メンバーによっては不安や悩みなど口にしづらい人もいるかと思うのですが、そういうケースではどの様に対応していますか?

 これは本当にコミュニケーション力の問題になってくるのですが、 「不安や悩みなど口にしづらい人」を性格の問題と捉えるのではなく、環境の問題として捉えるのが良いです。

話しやすい質問の仕方、悩みを打ち明けやすい環境、はコミュニケーションの大前提になりますので、
率先してちょっとした愚痴をみんなに相談できる人、辛い時にちゃんと休める人をリファレンスとして、みんながそれに習う、という習慣は結構大事です。

話のかけ方も、「大丈夫?」と聞くより、「最近しんどいよねぇ…」って話から始める、とかコミュニケーション上の工夫は結構大変ですが重要だと思っています。
ビジネス会話、も大事ですが、チームで働く際の心理的に落ち着くコミュニケーションもクリエイティブな現場ではカイゼンの一つになると思っています。

なかなか変わらない現場、どの様に変えていくのが良いか。

これは、スライドの話ともつながってくるのですが、「変わらなければいけない」という個人の認識をチームの認識に広げる必要があります。

個の認識をチームの認識に繰り上げるには、適切な民主主義(民主主義≠多数決の原理)が必要で、それが確保されていない現場で改善を行うには、改善の「権力的な行使」が不可欠です。

社内の上層を取り込んでトップダウンで話が進められればスムーズですが、それができない場合地道な権力闘争が必要で、高度な政治力が必要になってくるかもしれません。社外から連れてくる「技術顧問」のような存在は、そういった権力問題をはじめから解決した状態でやってくるケースがほとんどのため、外注に頼るというのも一つの手だと思います。

感想

WordCamp Osaka 2018 では、登壇者スタッフ兼スポンサーという形で参加していました。

登壇に関しては、技術的な単語もWordPress という単語も全く出てこないような内容で、若干どの層に刺さるのか…というのが不安な部分も有りましたが、登壇内容に関するコメントをちらほら頂けたりでとても良かったです。

動画もなんか配信されるとかされないとかの話なので興味があればご確認いただきたいところですが、登壇はライブ感的なところもあるので、遠方でなければWordCamp以外にもいろいろなイベントなどで登壇しておりますので、ぜひ聞きに来てもらえればと思います。

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